泣いて笑って 5か月

娘、先日生後5か月となりました。

相変わらずあまり手はかからないほうですが、

楽しい時に笑う声は大きくなり、

以前より激しく泣いたり、怒ったりするようになりました。

もうとっくに小さな大人で、しぐさがかわいらしいです。

 

娘が私の元に来てくれてから、少し先の人生について積極的に考えられるようになりました。

それまでの私は、大学の学部を決める時、就職先を決める時など、

どこか無難な道を歩みたいという思考がありました。

卒業までに5年以上かかる学部に進んだり、

「一人前」と言われるまで長い時間がかかる立派な職業を志したり、

そういうことから遠ざかってきました。

思えば根底には、常に育児に対するあこがれがあったように思います。

蓋を開けてみれば、私が遠ざけてきたキャリアの中でも、

私らしいタイミングで妊娠・出産をすることは出来たのですが。

当時の私にはイメージすることができなかったんでしょう。

 

今、常にあったあこがれを叶えてしまって、

ずっと探していたパズルのピースが見つかったような感覚に陥っています。

いろんな偶然や奇跡を経てやってきてくれた娘には、やっぱり感謝の気持ちしかありません。

 

ふと気づくとうんちで汚れている洗ったばかりのシーツも、

よだれで湿った抱っこひもも、

夫との食事中に抱っこするまで泣き続ける娘も、

寝てほしいのに目が爛々としている夜10時の娘も、

みな、私にとって、しあわせの象徴です。

 

でも、これから先の人生を考えた時に

娘の育児だけに専念したいという気持ちは、まったくありません。

私が娘に見せたいのは

ずっと真っ正面から向き合ってくれる母の顔、ではなく、

育児以外の自身のやりたいことにも貪欲な一人の女性の背中です。

将来、娘が巣立っていく時、躊躇せずに離れていってくれたらと思います。

 

おむつ替えをさせてくれるのは最初の数年間だけ。

母乳をあげられるのも最初の1年くらいだけ。

明日、離乳食を始めますが、だんだんと大人と同じものを食べれるようになっていきます。

自身の胸で抱きしめられる大きさであるのも今のうち。

 

娘はきっといつか大人になって私の元を離れていってしまうであろうから、

一人の女性としての娘も、娘自身の歩みたい道を探して、どこまでも歩んでいってほしいと思います。

親としてできることは、歩んでほしい道を押し付けるのではなく、

娘の興味のアンテナを尊重し、伸ばす手助けをすること、

一人の大人として背中を見せること、

そして、でこぼこの道で辛くなった時に、帰る家を温めておくことだと思います。

 

まだ生後5か月の娘。

どんなことに興味を示していってくれるのか、今後の成長が楽しみです。

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