娘、生後7か月になりました。
ご飯は1日2回食べます。
1食あたりのメニューは、例えばトマト粥、鶏ささみとほうれん草のうどん、といった具合です。
とろとろにすりつぶしたお粥を小さなスプーン一杯だけあげた離乳食デビューの日から比べると、
食べられる食材の種類も量も増えてきて、ぱくぱく食べてくれるようになりました。
かと思えば、突然ご飯中に泣きだして、のけぞって、それ以降食べなくなる日があったり、
このタイミングだと食べないかな?というタイミングで勢いよく完食したりと、
日によってまちまち。
日によって違うということ自体が、とても生き物らしくて、
娘と私が別々の人間として生きるようになったこの7か月間で、
娘もすっかり意思が出てきたのだなと感じさせられます。
最近の娘は、親の姿が見えなくなると泣きます。
うまく眠れないと泣きます。
でも、抱き上げると嬉しそうな顔をして、
あやすと大きな声を出して喜びます。
近くで洗濯物を干せば不思議そうな顔で見つめているし、
おんぶしながら料理をしていれば背中ですっかり眠りに落ちてしまいます。
人見知りが始まったり、昼間起きている時間が長くなったりと、
少し前より「手がかかる」ようになったのかもしれませんが、
今の表情豊かな娘が今までで一番かわいくて、夫と二人で娘をあやしながら、毎晩「かわいいね」と言っています。
時間が許すなら、ずっと眺めていたいです。
さて、今後の娘とのコミュニケーションに役立つようにと思って、
先月よりカウンセリングの勉強を始めています。
今日はこの1か月ちょっと勉強してきて、心に残ったエッセンスを少しメモしたいと思います。
☆ただ聴くこと
今日何があったか、辛いことはなかったか、相手を否定せず、ただ聴くこと。
子どもが学校から帰ってきた時、「今日どうだった?」と聞くよりも、
「つらいことや悲しいことはなかった?」と聞いてみると効果的。
ただし、日常の中のマイナス面だけでなく、楽しかったことに目を向けることはもちろん大切なので、
寝る前には「今日どんな楽しいことがあったの?」と聞く。
楽しい気持ちで眠れれば、前向きな気持ちになれる。
プラス思考は大切だが、つらいことや悲しいことも含めて「ママ・パパに話したらきっと受け止めてくれる」と子どもに思ってもらえる存在であることは大切。
子どもに限らず、夫や友人、他の大人の話も、まずは最後まで聴く。
聴いた上で、共感する、自分に話してくれていることへの感謝の気持ちを持つ。
(意識すると簡単にできますが、自分自身に余裕が無い中で「聴く」力を保つには、かなりの訓練が必要そうです。)
☆自分と自分
自分はどんな相手と一緒にいたいか?どんな相手とは一緒にいたくないか?を考える。
私が一緒にいたい人は、
・感謝の気持ちを持っている人
・素直で感情表現がわかりやすい人
・相手の良い面を見ようとしてくれる人
・こちらに気を遣わせないように努力してくれる人、など。
逆に、高圧的な人や感情の起伏が激しい人、話を聴いてくれない人などは、一緒にいてもしんどくなる。
これらを書き出して、自分は、自分に対して、「一緒にいたい人」側の態度で接していられるか、を考える。
自分が疲れている時、自分を労わることができているか。
今日一日頑張った自分に対して、感謝の気持ちを持てているか。できなかったことばかりを見てしまっていないか。
対人関係をうまく築き上げていく上で、「自分が自分にとって心地よい相手であること」は何より大切なベースとなる。
☆言葉というもの
言葉は時に人の背中を押し、時に人の心に傷を作る。
子どもに対する声掛けで、ついつい否定をしてしまっていないか。
子どもが何かに挑戦しようとしている時に、
「できっこないよ」「やめておきなよ」ではなく
「やってみたら?」「すみれならできるよ」と言ってあげられているか。
(私は、人生で何か大きなこと(生徒会長や交換留学)に挑戦しようとした時に、
両親の「やってみたら?」に背中を押されて一歩を踏み出すことができました。
就活を前に不安になった時には、友人からの「すみちゃんなら絶対大丈夫!」が
支えとなって、前向きに臨めました。
言った本人にとっては大したことのない言葉が、
その後ずっと、誰かの生きる指標になったり、また時には誰かの可能性を狭めてしまう。
言葉はとっても重たいものです。)
娘が1歳になる少し前くらいまで、カウンセリングの勉強は続きます。
まだ言葉を話さない娘、もちろん自我が強く出てイヤイヤされることも、
親を傷つけるような言葉を言うことも無い時期です。
まだ親の思い通りになってしまう今のうちにカウンセリングの知識を深めて、
娘の自我がもっと顕著になってきた頃、今学んだことが活きていったらうれしいな、と思っています。
そして、こうして振り返ってみると、私は親にたくさん肯定されて、愛されて育てられたことにも気付きます。
もちろん、言われて嫌だったことも、忘れられない大げんかも、たくさんありますが。
親として今後子育てをしていく上で、自分にとっての良いお手本が身近に在るということは、とってもありがたいことだなと感じています。