お休みを取り、彼と山登りをしてきました。
山登りの始まりは、朝3時半。
日光の宿をチェックアウトして外に出た瞬間の、
満点の星空がとても綺麗でした。
真っ暗な中を車を走らせ3時間。
着いた先は、尾瀬・燧ヶ岳です。
本格的な山登りは初めて。
標高が高くなるにつれて背の低くなっていく植物、
場所によって形や色や大きさの変わる石、
台風か何かで倒れた木、
その断面に生えるキノコ。
突然ひらけたかと思うと、
あたり一面秋色の原っぱ、
汗を拭ってくれる霧、
気まぐれのように姿を見せる太陽。
自然のいろんな顔が見えてきました。
実際に登ってみるまでは、
山道で出会う人との交流のあたたかさも、
頂上で食べるカップ麺の美味しさも、
登った後の筋肉痛が何日間も続くことも、
わかりませんでした。
山道は、尾瀬を管理する方々によって
ある程度整備されているのですが、
それでも登るのはとっても大変です。
一歩よその世界に足を踏み入れると、
人間ってこんなに弱いんだなあと。
それを肌で感じられたことが、
いちばんの収穫でした。
新しいことは世界をみずみずしくしてくれます。
元々、山登りは彼が大学時代にやっていたこと。
何かの縁でたまたま今そばにいる人から、
新しいことを教えてもらう。
そういうことがすごく好きです。
尾瀬以外にも2人でいろんな山に行けたらいいな。