friends

こちらでもありがたいことにお友達ができました。

図書館のイベントに通ってるうちに

少し話して連絡先を交換して

お互いのお家で会うようになって。

 

図書館のイベントも充実していて楽しいのですが

こうやって家に呼び合える友達ができることは

私にとってこの上ない歓びです。

 

日本にいた頃のようには

簡単にはお友達はできないけれど

だからこそ、私の言葉の不自由さや

バックグラウンドの違いを持ってしても

優しくしてくれる出会いは格別。

そしてその縁を引き寄せてくれているのは娘。

子どもがいるからこそ世界を広げることができているのです。

最低限のお世話もしているけど、娘にはもらっているものの方が多いなと感じる今日この頃です。

 

今週はそんなお友達とのplaydateが2件もありました。

 

1件目は、我が家に来てもらって、日本食を振るまった日。

 

メニューを

・鮭とマッシュルームの炊き込みご飯

・コロッケ

・だし巻き卵

・アスパラのおひたし

・パプリカのポタージュ

にしていたのですが、半分以上は前日に仕込みました。

娘を寝かしつけた後、薄暗いキッチンで

卵を焼いて、

コロッケを成形して、

アスパラを茹でて。

その時間の幸せなこと。

ひとり料理に集中する幸せをじっくり味わいました。

ちょうど夫は出張中だったのですが、playdateの準備のおかげで寂しさよりもワクワクと嬉しい疲労感を存分に感じた夜でした。

 

いよいよ当日、ご飯を出した感想は、

・「鮭をごはんと一緒に炊くなんて発想なかった!え、生鮭、炊飯器に入れてもいいの?」と驚かれる

・アスパラのおひたしが地味に人気(本つゆの味)

・「お豆腐の入ったお味噌汁も大好き」と言われる

文化や背景の違う友達に振る舞うからこそ不安だけど

予想外の感想が返ってくるから楽しい。

 

(昔、外国人がお味噌汁を残しているのを見てから、お味噌汁は外国人向けではないと思い込んでいたのですが)

「次はお豆腐のお味噌汁にするね」と約束してお開きになりました。

 

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2件目は30分かけてお友達の義実家へ。

こちらは逆にご飯を用意していただき

「これがアメリカンスタイルよ」と

サンドイッチ、サラダ、ミネストローネをいただきました。

シンプルですごく美味しい。

サンドイッチにはハムがたっぷり、マヨネーズやマスタードも塗られていて

ミネストローネにはお豆やセロリ、パスタも浮かべて。

 

何より飾らない感じがすごく嬉しくて

「トマトや玉ねぎは自由に足してね」

と言われながら、

気付けば断りもせず勝手に先に食べ始めている私たちがいました(笑)

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ママ友は4月から復職してしまうので

しばらく会えないなーと思っていたら

義理のお母さんが「またすぐおいで。ママがいなくても良ければ、私とこども(孫)はいるよ」と。

帰りの車では娘がすぐに寝て気が抜けたのか、

その温かさがじんわり響いて

幸福感にちょっと泣きそうになりました。

 

働いている親御さんに代わって

孫と図書館に来ているおばあちゃんおじいちゃんはたくさんいるのですが、

友達になろう、と話しかける発想がありませんでした。

 

でも、今日「電話番号教えてよ」とおばあちゃん(ママ友の義理のお母さん)に言われた時

「おばあちゃん」が「お友達」になった感じがしたのです。

国籍や文化だけでなく、年が大きく離れていても、友達にはなれるんだったな、と感じた瞬間でした。

 

アメリカに来る前にも

日本でできたお友達と一旦のお別れをしてきたのですが

どんな相手とでも

今後会える回数はそんなに多くないかもしれないな、と思うのです。

学生の頃と違って、学校のような決まりきった場所で会えるわけではないし、

いろんな変化がそれぞれに起こるから。

 

別れがあるからこそ出会いがあり

自然と離れていく縁も私は必然で美しいと思うのですが

今の自分の幸せをつくってくれているのは、

(物理的な距離ではなく精神的な意味で)そばにいてくれる人たちのおかげなのです。

 

だからこそ、大切な人には

伝えすぎるくらいに感謝の気持ちを伝えること、

相手の素敵なところを伝えること、

なるべく素直でいること。

今日が最後でも後悔しないように。

 

多少の言葉や文化の壁があっても想いは伝えることができます。

 

逆に、近い人にこそ変な甘えを持たないこと。

これは今、当たり前のように娘が毎日そばにいてくれる、子育て中の私への自戒を込めて。

言葉がわかってきている娘にも、なるべく感謝の気持ちと素敵なところを伝えるようにしています。

 

次のplaydateも楽しいものでありますように!

ではまた。