大きい、けれども小さい

一昨日を最後に、出産と育児のため、お休みに入りました。

一昨日の帰り際、少しずつ時間を見つけて書き溜めてきたお手紙を、お世話になった方々のデスクにひっそりと忍ばせてきました。

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手紙を書きながら、これまで多くの想いを伝えてこられなかったなと気が付きます。

コロナ禍なので無理もない側面もありますが。

3年間、上司、先輩、後輩、それぞれに育ててもらった思い出があります。その感謝の気持ちが、少しでも伝わったらいいなと思います。

 

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来週から妊娠9ヶ月、お腹の子はたぶん今2kg弱あります。

靴下は履きにくくなり、物を落とすと拾うのにひと苦労。

速く歩けず、すぐに息が切れます。

妊娠前、49kgくらいだった私の体重は、56kg台に。

妊婦さんの適正増加量は8〜12kgくらいと言われているので、これでも増えすぎているわけではないようです。

こんなに重くなるのは、赤ちゃん以外にも、羊水や胎盤の分と、血液が増えたり、胸やお尻が大きくなったりするからだそうです。

 

小学校高学年には身長が止まり、以後たいして変わらなかった私の体型。

何年か前、お正月を終えて体重計に乗ったら50kgを超えていたことがあり、たったそれだけでもとっても驚いたのですが、その時の私が見たら、気絶しちゃうかもしれないですね。

お腹の中で生命を育むと、本当に多くの変化があるんだなぁと感じます。

 

8月頭の生理の頃には存在すらしていなかった生命。

ずいぶん大きくなりました。

母になろうとしている私にとっては、お産が近づいてきていて、こんなに大きなものを体外にちゃんと出せるだろうかとビクビクしています。

 

この前の晴れた休日、胎児が新生児として生活していけるよう、夫と一緒に「水通し」をしました。

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赤ちゃんの弱い肌を守るため、衣服の糊をとる洗濯です。

畳むと一着一着がとっても小さく、その小ささに驚きます。

まるで薄手のハンカチを畳んでいるようでした。

 

私の子宮の中で別の生命として育つには、あまりに大きな生命、

でも、この広い世界においては、あまりに弱く脆く小さな生命。

 

一心同体の状態で胎児と一緒に過ごせるのもあと少し。

胎動のあるお腹を撫でながら、1日1日大切に過ごしたいと思います。