文を書く

文を書く その1、手紙

先日大学の後輩からお手紙が届きました。

丸みを帯びた文字で綴られたメッセージと、後輩の住んでる街の消印。

その裏面には愛らしいパンのイラストたち。

それらがぎゅっと詰まった手紙。

電話もチャットも気軽にできてしまう時代に、久しぶりに肉筆の温かみをプレゼントしてもらいました。

 

1週間前、家族に手紙を書きました。

父と母には「『恵まれた環境で育ったということ』がわかる大人に育ててくれてありがとう」と。

祖父母には「歳を取っても新しいことやワクワクすることに貪欲な人でいたいです」と。

LINEでも電話でも言えないことでも、手紙だと言えちゃうんです。

ポストに投函してから相手に届くまでのタイムラグがあるから、なのかな。

手紙を書いたのは、彼が泊まりに来た週末の早朝。

彼が寝ているすぐ傍で、両親への手紙を書きながら少し泣いてしまいました。

そんな自分が少し恥ずかしく、とても誇らしく思えたのでした。

 

 

文を書く その2、日記

友人の真似をして、2020年の元日に「5年日記」を始めました。

今ではすっかり日常の一部になっています。

夜寝る前に1日を振り返ってみると、仕事がうまくいかなかったとか、彼の一言が優しかったとか、本が面白かったとか、思い浮かぶのは大抵そんなこと。

疲れていて書けない日、旅行から帰ってきて何日分もまとめて書く日、携帯で漫画を読む彼の横で書く日。いろんな日があります。

5年日記にはその1日1日が並んでいて、なんとも愛おしいです。

5年日記を始めるきっかけをくれた友達が今度泊まりに来ます。

その日はどんな日記になるのかな。楽しみです。

 

 

文を書く その3、はてなブログ

ここに文を書くのは、大体2週間に1回くらいでしょうか。

一回書くのに、30分〜1時間くらいかかります。

「最近よく考えていること」に1時間くらいの時間をかけて向き合って、言葉にして、それで落ち着く。

今の私は文を書くツールがたくさんあって、とっても快適な環境にいるな、と思います。

ブログを毎日書こうとか、きちんと推敲しようとか、そういう目標を掲げた方がいいのかな。と思いつつも。

書きたい時にここへ来て自由に文を書いて、また日々に戻るサイクルが、心地いいんです。

 

昼も夜も、平日も休日も、私の日常は人と過ごす時間が圧倒的に多いです。

その極々一端で、書いている間は1人になる。

1人になって、書き始めると日常が益々愛おしくなって、書き終える頃にはなんだか心が落ち着きます。

 

日常の中で誰かに対して使う言葉も、貧しいものではなく、美しいものでありたいなぁ。

なんて思いながら、束の間の1人を離れて日常に戻ります。