娘、9か月となりました。
途中一度嘔吐があったり、鼻水が出たり。
季節柄もありますが、少しずつ体調を崩しやすい月齢になってきたと感じます。
先日、保育園の決定通知が来ました。夫婦そろって第一希望に選んだ園でした。
さらに数週間前、職場の上司との復職面談もありました。
年が明け、少しずつ育休中の日常から、復職後へと移行する準備が始まっています。
つかの間の春のような陽気に、3月上旬のある日の日暮れ頃、ウルウル温かな涙を堪えながら、職場から帰路についた日のことを思い出します。
その次の日から私は産休に入りました。
まもなく1年が経とうとしていますが、また次の4月には復職します。
「今ある日常が終わろうとしている」というタイミングでは、こうしていつも、日常の幸せが周囲の人に支えらえて成り立っていたものだということを実感します。
娘が生まれて数か月したころから、近くのいろんな子育てイベントに行くようになりました。
慣れてくるとほぼ毎日。一日に2か所行ったりもして。
最近は子育てイベントに行く頻度は減りました。
その分、すっかり打ち解けたお友達のお家に行ったり、逆に来てもらったりして過ごしています。
離乳食のこと、夜泣きのこと、発達のスピードのこと。子育てをしているとおのずと湧いてくる気がかりなことや苦労話を、なんでもポロっと話し、労わりあえる間柄です。
私が楽しく子育てを出来ている理由の一つには、出産後に出会ったお母さんたちの存在があり、そして私の心の健康が、娘の楽しそうな笑顔につながっています。
最近娘は、「人」への興味が強くなってきました。
家に赤ちゃんが来てくれれば見つめ合ったりお話したり、
その赤ちゃんのお母さんのこともじーっと見たり。
赤ちゃんの成長において、家族ももちろん欠かせませんが、
家族以外の大人や同月齢くらいの子の存在もまた、大切なのだと感じます。
生まれたてはよく目が見えていなかった娘が他者との交流を少し楽しめるようになった今、娘の周りには顔なじみの赤ちゃんがたくさんになっていました。
「子育てを始めると社会的に孤立してしまう」というケースは珍しくないのだと思いますが、
私たちの場合はたまたま良い街を住む場所として選べたからなのか、多くの出会いに恵まれました。
たまたまこの地でこの時期に出会えたお母さん達。紛れもなくその出会いは娘のお蔭で、温かな出会いをもたらしてくれた娘にまず感謝しています。
そしてお母さん達。
これまで出会ってこなかった職業に就いていたり、年齢もバラバラだったり。
子どもへの接し方、家族への考え方、そしてその方自身の生き方。
子どもに個性がそれぞれあるように、お母さんもまた、それぞれその人にしかないキラリと光る一面を持っていて、そして決まって、強くて優しくてエネルギーに満ちた方々です。
私の育休が始まったころには知り合いもほとんどいなかったこの町で、まばゆい彩りを加えていってくれたお母さんたちに本当に感謝しています。
今ある日常が変わり、娘は保育園に通うことになりますが、
人への興味が増してきた娘にとって、最適のタイミングだと思っています。
私自身の復職や、復職後の家事育児に関しては不安は残ります(というか不安しかないです)が、娘はきっとこの変化の後も楽しくやっていけると思います。
そう思えるのは娘が既に少し社会に出て、人との出会いを楽しんでいるように感じるからです。
親の私は、復職までの残り少ない期間、今だからこそ作れる思い出を、作りすぎるくらいにたっぷりと作っておこうと思います。
P.S.お家に誰かをお呼びする時、お昼ご飯も食べて行ってくれる方々もいます。
この日はタコライス、豚汁、いちごとバナナ。
保育園の先生をしているお母さんと、2人の男の子を育てているお母さんが来てくれた日です。
味は平凡でも、人と食べるご飯は、やっぱり楽しいし美味しいです。