君とパパが大好き 10か月

娘、生後10か月となりました。

去年の今頃、私は大きくなったお腹で、産休に入りました。

今では娘はハイハイもつかまり立ちも思いのまま。

一生懸命おしゃべりしたり、遊んでいるおもちゃを取ると怒ったり。

喜怒哀楽それぞれ表現する術が身についてきていて、すっかり小さな人間です。

 

私は最近、娘と、そして夫が大好きです。

 

4月の半ばまでは、主に、夫が働き、私が家事と育児をすることになります。

取り組んでいることが違えば、すれ違いはうまれるもの。

のはずですが、

夫はいつも、仕事終わりの電話で「今日はどうだった?」とこちらの話を聞いてくれます。

残業の日も、疲れていそうな日も。

そして私が話した他愛ないエピソードに

面白そうに相槌を打ってくれる日もあれば、

「今日もありがとうね」

「(娘の育児で)いろいろ工夫してくれたんだね」

「離乳食も全部やってくれたんだね」

「おつかれさま」等々労いの言葉をかけてくれたりします。

 

本当に本当に夫は素晴らしい人だと思っています。

私が夫の立場に立った時、

外の人と接する「仕事」に比べると

自由に手が抜けそうな家事や育児に対して、

また、

それら中心で生きている相手(私)に対して、

こんなに真摯に向き合えるだろうか、と感心してしまいます。

 

夫は仕事への向き合い方もかっこいいのです。

真面目で、直向きで、責任感があって、でも、ポイントを押さえているから、(手を抜いているという意味ではなく)仕事の強弱がわかっている。そんな感じがします。

 

娘の落ち着いた性格と長い睫毛、ぷっくりほっぺは夫譲りです。

娘は夫に似ていると言われることが多くて、人によっては自分に似ていないと寂しいと思うことがあるようですが、

私は夫譲りの娘も、娘のことを大好きな夫も、どちらも大好きで、とっても誇りに思っています。

 

一方の私はというと「聴く」ことの難しさを感じています。

先日ここにも書いたように、11月ごろからカウンセリングの勉強をしています。

ポイントは結局のところ「聴く」に尽きるのですが、こうしてカウンセリングの勉強をしているのにも関わらず、結局夫に話を聞いてもらってばかりなのです。

友人の話を聞く時に、ついつい自分の話をしてしまったり、無用なタイミングで口を挟んでしまったり。

カウンセリングの勉強をすれば聞き上手になれるのではないかと思っていたのに、蓋を開けると、聴くことの難しさばかりをひしひしと感じるだけの自分がいるのです。

娘と言葉を交わすようになっても、きっとこのままでは聞き上手にはなれません。

でも、完璧な親には慣れっこないので、できる範囲で努力できればいいかなぁ、なんていう風にも思っています。

 

少し話が変わりますが、カウンセリングの勉強をするようになってから、自分の癖を少し遠めに観察するようになりました。

頑固でこだわりの強い私は、少し無理してマイルールを課しがちです。

日々のご飯、離乳食、読書、日記、掃除……家事も育児も自分のことも、いくらでも手を抜けるけれども、手を抜くのが苦手です。

その上、子育てイベントやお母さん友達との家の行き来で、昼間何かと予定を入れてしまいます。今のところ、3月の平日で何も予定がない日はありません。

 

こんな風だから、朝まず買い物を済ませ、日中誰かと会い、存分に楽しんだ後はご飯を作り、家族で食卓を囲みお風呂に入り、寝る前には離乳食のストックを作って日記を書いて、「あれ、もうこんな時間」となってしまいます。

昼間、疲れを感じても気付かぬふり。でも、思いがけず夜泣きがひどい日もあるし、季節の変わり目や生理など、疲れやすい日もあります。

頭も身体もフル稼働させるのが私の癖。ですが最近少し、疲れを認め、休むことができるようになってきました。

 

私は今、疲れていないか?イライラしていないか?悲しくないか?無理していないか?辛くないか?

そう、自分自身に問い、寄り添い、労わることの大切さをとっても感じています。

「少し頑張れば大丈夫」だけど、「少し頑張らないだけでもっと人に優しくなれるし、身体が軽くなる」。そんな感じでしょうか。

これから仕事復帰するにあたって、今得ている気づきは大きなヒントになり得ると思っています。

 

P.S.

上記の内容に反しますが、料理を楽しみたかった日に魚焼きグリルで焼いた焼き鳥です。

秋の味覚大集合の春のお献立。

美味しそうに頬張る人が横にいることも

お腹いっぱい美味しく食べられる心と身体と環境があることも

とてもとても幸せなことです。

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