昨日、かつて所属していたカメラサークルの、写真展に行きました。
人、動物、自然、電車、無機物。
モノクロ、カラー、フィルム、デジタル。
自然なもの、作り込まれたもの。
構図、色味、明るさ、印刷の仕方、大きさ。
どれも瞬間を切り取ったものに変わりはないのに、
写真というのはいろんな要素でできていて、なんとも不思議なものです。
写真たちがお行儀よく並べられる空間、写真展。
昨日は、そんな場所で、後輩たちの個性的な写真たちに、ただただ吸い込まれていました。
サークルに所属していた頃の私はと言えば、
人に写真を見られるのが怖かった。
初心者だったし、スキルもセンスも、自信もなかった。
そんな自分がなんとなく嫌だった。
そんなことも、思い出しました。
今の私だったら、どうしていただろう?
きっと、胸を張って「出さない」という選択をしていただろうな、と思います。
なぜシャッターを切るのか。
私にとって、それは、
不特定多数の人に見てもらうためではなく、
そこに一緒にいてくれた人と、その思い出を、
共有するためなのだと思います。
なぜカメラのサークルに入ったのか。
それは、誰かが心を込めて撮った写真を「見る」側に立つのが、とても好きだったからだと思います。
いろんな人がいろんな形でカメラや写真を愛していて。
私にとって、このサークルは、
あの時も今も、唯一無二の心の拠り所です。
また来年も、再来年も、そのまた先も。
みずみずしい作品たちに会いにいけたらいいなぁ。