昨日はおばあちゃんと電話をしました。
両親共働きの我が家にとって、おばあちゃんおじいちゃんの存在はいつも大きな支えでした。
小さい頃から困ったことがあればすぐにおばあちゃん家へ。ずーっと身近な存在です。
おばあちゃんは、明るくて、ちょっと天然で、手先が器用な人。
高校生の頃、週に一度放課後に、おばあちゃんから料理を習っていました。
食材を余すことなく使い、料理を頑張りすぎないこと。
おばあちゃんからの教えです。
一人暮らしを始めてから、私の料理はおばあちゃんの料理に似てるなぁとしみじみ思います。
おばあちゃんは、編み物も得意。今もおばあちゃんが編んでくれたセーターを着て出社することがあります。
おばあちゃんは、字も綺麗。おじいちゃんは、おばあちゃんの手紙の字の美しさに惚れたそうです。
歌を歌ったり、料理のサークルの代表をやったり、ジムに行ったり。今も忙しくて元気なおばあちゃんです。
おじいちゃんは、冷静で、物識りで、旅行が好きな人。
何か相談事をすると、どんなに驚かれるようなことを話しても、必ず最後まで口を挟まず聴いてくれます。
「会話は、素敵な聞き手がいるからこそ成り立つもの」だということを、おじいちゃんから学んだと思います。
おじいちゃんは、旅行が好きです。
どこかの国の話をすると、いつもおばあちゃんと旅行した時のアルバムを持ってきて、見せてくれます。
いつもは難しそうな顔をしてるおじいちゃん。でもたまに、たっぷり溢れるユーモアで、孫の前でもおばあちゃんに愛情表現してくれます。
誰かに「尊敬する人は誰?」と聞かれると、私は決まって「おじいちゃん」と答えています。
実家から離れた今、おばあちゃんおじいちゃんと話す機会も減りました。
電話越しに私の心配ばかりするおばあちゃん。
2人とも80歳を超えて、私は20歳を超えて。どんなに時を経ても孫は孫なんだなと、くすぐったい気持ちになります。
目の前の楽しいことに夢中になりすぎてあんまり実家に帰れていない私だけど、こうやって、大切なものを抱きしめる時間をきちんと取りたいなーと思います。