後輩ができた

3週間前から、私の部署に新卒さんが入ってきました。

 

私はその子のメンターになりました。

まだこの部署での経験はたったの一年だけれど。

知識も経験も体力もない、やっと2年目になった私だけど。

 

後輩を持って3週間、わかったことがあります。

一つ目は、新人さんは、いるだけでとても意味があるのだということ。

配属前日の職場の皆さんの独特な高揚感。普段無口な人までも嬉しそうな感じ。

去年、私が気付かなかっただけで、私もこんな風に楽しみにしてもらえていたんだなぁと知り、くすぐったい気持ちになりました。

 

そして二つ目は、後輩の「心の健康」の状態を、私はすごく気にしているということ。

「大丈夫?」「疲れてない?」「自分だけできることが少ないって焦ってない?」って。

頑張らないといけない時こそ、「焦らなくていいよ」「頑張らなくていいよ」と言ってしまいます。

去年、20年以上あるこの部署に、初めて新卒一年目の子が入りました。

それが、私。

社会人一年目の私は、自分の実感以上に、1人静かに疲れや焦りや無力感に潰されそうになる日が多かったみたいです。

 

私の部署は忙しいです。とっても。

そんな部署に一年目で入ってきて、忙しそうな先輩方を見て、不安になっていたあの頃。

「先輩方を見てると不安になります」なんて、もちろん言い出せませんでした。

 

2年目の私は、知識も経験もないし、たくさんミスもする。

だけど、だからこそ、より近い立場で、後輩に寄り添うことができます。

仕事をしていれば、辛いことも悲しいこともたくさんあります。

でも、辛さや悲しみは時に優しさとなって、人をより深く大きく成長させてくれることがあるみたいです。

 

もう既に、後輩が来てくれて助かるなと思うことがたくさんあります。

きっとこれからも、後輩がいるからこそ気付けることがたーくさんあると思います。

たくさんのありがとうの気持ちを、いつかちゃんと伝えられたらいいな。