仕事、向いてない

この仕事、向いてないな。

と思うことが何度もあります。

自分で選んだ経理部だけど。

 

突き詰めて考えて充実した顔をした先輩を見た時、

(経理Excelをいじってばかりなので)久しぶりに「対ヒト」で仕事を進めて心が踊った時、

繁忙期の祝日に家で仕事をしながら泣いた時、

会議の内容に興味を持てなかった時、

先輩方の議論がちんぷんかんぷんだった時、

仕事外で会計のテキストを開く気がしなかった時期。

 

入社するまで会計に触れる機会もなかったから、

子会社の決算書を見る度、引き継ぎを受ける度、

わからないことだらけです。

 

それでも今日は、成長を感じる瞬間がありました。

とは言っても、

今まではわからなすぎて、先輩に「わかりません」と丸投げだったのが、

「自分の手であるべき決算書を作ってみて、

子会社の担当の方が入力してきたものと見比べて、

なぜ両者に差異が出るのかを先輩に聞く」ことができるようになったと、ただそれだけなのですが。

しかも、誰かが褒めてくれたわけでもないのですが。

でもそういう、今までは出来なかったことが出来るようになったなと感じる瞬間が、ちょこちょこあるのです。

 

仕事は長い。

私の生活の中で、起きている時間の大半を占めます。

向いてないなと思う時間も長いけれど、その間に吸収しているものがあります。

 

最近、経験には敵わないなと思うことがよくあります。

緊急時の上司の落ち着いている感じ、

先輩の一つ一つの的確な判断。

早く出来るようになろうと一生懸命になれば、

きっと何もしないより、少し早く目標に届くことができます。

 

でも、あんまり能動的に頑張りすぎなくても、

それなりに真面目にやっていれば、経験値として自ずと溜まっていきます。

今の私は、まだ何も経験していなくて何もわからないから、無力だと感じるし、焦るし、向いていないなと思うのです。

「気づかぬうちに経験値が上がってきたな」なんて実感するのは、少し先のことでしょう。

 

今週も来週も来月も来年も、仕事、向いてないなと思うことがたくさんあると思います。

そんな時には目の前の最低限のことだけやって、小さくサボってしまえばいいのです。

 

最近は、平日も充実しています。

淡々と仕事をこなしていくのが楽しい。

先輩方にも彼にもかなり救われてきたけれど、

何より頑張ってきた過去の私のお蔭です。

おつかれさま。どうもありがとう。

 

もう少し経験が実ってきたら、

先輩方や彼にも、ちゃんと恩返ししていきたいな。