個性豊かな ひと月

娘が産まれて1ヶ月が経ちました。

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産まれた日から体重は1kg以上増え、頭も大きくなって、ずしりと命の重みが増しました。

 

娘はよく動きます。

産まれる前から妊婦健診で「よく動くね」「元気だね」等いろんな先生から言われていましたが、

お腹が空くと手足をバタバタさせ、寝ている間も起きているかのようにモゾモゾして、本当によく動きます。

あかちゃんは「泣く」ことと「静かに寝る」ことを繰り返して日々を送るのかと思っていましたが、

娘は何より手足をバタバタ動かします。

 

娘は母乳を飲むのが上手です。

入院中に助産師さんから言われていましたが、産まれ立てから上手にまとまって飲んでくれていました。

お蔭で母乳がよく出るようになりました。

そしてたくさんうんちが出ます。

これも入院中から言われていましたが、おむつ替えのたびに必ずうんちも出ています。

 

よく動き、よく飲み、よく出す。

そんなに泣かないし、そんなに吐かない。

これが、この1ヶ月に出合った娘の個性です。

 

産まれたてのあかちゃんとの毎日はもっと大変で、

上手に息を抜かないと苦しくなるものかと思っていました。

が、大変さより楽しさ、窮屈さより豊かさで満たされて、娘の美しい個性に魅せられた1ヶ月でした。

 

もし、夫と出会っていなければ

このタイミングで子どもが欲しいと思っていなければ

いずれ子宝に恵まれたとしても、娘ではない別の子に出会っていたことと思います。

 

それはそれで、きっと素敵な毎日が待っていたと思うけれど、

出産を経て、娘と出会ってしまうと、

もう紛れもなく娘は、私たちの元に初めてやってきてくれた大切な我が子で、

輝かしい個性を持った美しい人で、

他に有り得た可能性を想像できなくなってしまいます。

 

夫と出会えたこと、夫と2人きりで過ごして、なんでも話せる深い仲になれたこと、

このタイミングで子どもに会いたいと思ったこと、

少しして、生理が来なかったこと、

それら全てが、娘と出会うためだったのではないかと思えてしまいます。

 

娘のぷっくりした寝顔、呼吸に合わせ上下するお腹、

バタバタと動く手足、少しかぶれて赤くなったお尻、

長い睫毛、真っ黒な瞳、表情豊かな一瞬一瞬。

どれもとても美しくて愛おしい。

 

そうして娘を育てていると、

私も、夫も、私の姉も、妹も、両親も、祖父母も、

大切な友人も、たまたますれ違っただけの隣人も、

みな美しい個性を持っていることに改めて気付かされます。

 

これから日を追うごとに、更に多くの個性が顔を出してくれると思います。

平均から逸れている、とものさしに捉われるのではなく

こう育って欲しい、と望む個性を押し付けるのではなく

娘自身の持つ美しさを磨いていけるような、そんな大人になりたいな。

 

個性豊かな1ヶ月、元気に育ってくれてありがとう。